2017/02/01 西日本新聞
【バンコク浜田耕治】無一文も同然で日本に渡り、3年間の技能実習で機械整備のスキルと日本語を身に付け、母国で起業を果たしたタイ人がいる。パッタナー・プラチャイブンさん(34)。「安い労働力を集める手段」との批判もある技能実習制度だが「チャンスを与えてくれた日本に感謝している」と語った。
続きを読む2016/12/15 ANNニュース
企業が開発途上国の人を受け入れる外国人技能実習制度を巡り、政府は、実習生の人権を守るため日本人と待遇に差を付けないなど、具体的な対策案をまとめたことが分かりました。
外国人技能実習制度は、国際貢献策の一つとして日本の技術を開発途上国に伝えるため、企業が外国人を実習生として受け入れる制度です。制度を巡っては、実習生に賃金が支払われないなどの労働環境の改善を目的とした適正化法が先月、成立していました。成立を受けて政府は、実習生を受け入れる企業に対し、給料などの待遇面で日本人と差を付けたり違法な長時間労働をさせることを禁止するなど、具体的な対策案をまとめたということです。対策案は近く、政府が公表して意見などを求めたうえで、法律が施行される来年度中に実施される見通しです。