外国人技能実習生ニュース

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鹿島署、中国実習生に安全指導 交通・防犯

2015/05/08 佐賀新聞

 

 中国人技能実習生を対象にした交通安全・防犯指導が、鹿島警察署であった。4月から鹿島、嬉野の両市内に住んでいる女性実習生12人が、日本の交通ルールや防犯の心構えを学び、新生活への不安を和らげた。

 同署で5年以上続いている取り組み。まず生活安全課の職員が管内で自転車の盗難被害が多発している現状を示し、盗難防止の鍵を配って使い方を指導。「事件や事故に遭ったら110番を」と語り掛けた。

 

 交通課は交通標識の意味などを紹介するDVDを見せ、警備課は身分証明書として「在留カード」を常に携帯し、警察官に提示を求められたら応じるようを呼び掛けた。

 実習生の世話をする「かささぎ協同組合」(鹿島市)の藤永政紀理事長(59)は「中国とは交通ルールが全く異なるので、こうして分かりやすく説明してもらえるのはありがたい。警察官の親身な姿に、何かあったら頼れるという印象も持ってもらったのでは」と話した。

 実習生の在留期間は3年間で、今月から両市内で働き始める。