外国人技能実習生ニュース

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県内在住の外国人、10年ぶり増加

2016/03/23 信濃毎日新聞

 

 2015年末時点で県内で暮らす外国人は前年比654人増の3万443人で、10年ぶりに増加に転じたことが22日までに県のまとめで分かった。リーマ ン・ショック(08年)以降の景気低迷などのため、製造業で働いていたブラジル人の転出が相次ぎ、県内外国人は05年をピークに減っていたが、ベトナムや フィリピンなどから技能実習や留学の資格で訪れる人が増えた。

 
 県国際課によると、15年の県内ベトナム人は前年(980人)の1・5倍の1457人。在留資格別では技能実習が320人増の926人、留学が109人 増の410人。県ベトナム交流協会長野市)によると、ベトナムでは労働人口が増えて海外に働き口を求める動きが強まっている。仏教などの文化面で共通点 があり、政府開発援助(ODA)などの支援を続ける日本への関心は高いという。

 国籍・地域別でほかに、フィリピンが190人増の4101人で、このうち技能実習は165人増の402人。タイは68人増の2162人で、技能実習は 41人増の124人。中国は244人減の9124人、ブラジルは159人減の4663人、韓国または朝鮮が96人減の3857人などだった。