外国人技能実習生ニュース

外国人技能実習制度や協同組合、技能実習生送出機関に関するニュース・コラムです。

ベトナム人整備士、技能実習に 自動車業界で県内初

2017/04/05 岩手日報

 

 県内の自動車整備業界で初めて外国人の技能実習生が働く。ベトナム人男性のファム・ヴァン・ティエンさん(30)で、整備技術の輸出や人材確保を期す盛岡市日産プリンス岩手販売(千葉泰社長)が受け入れる。ティエンさんは日本語学校で学んだ後、現場実習に臨む予定で「日本の技術を身に付け、母国に持ち帰りたい」と意気込む。

 

 

 同市大沢川原の盛岡情報ビジネス専門学校(工藤昌雄校長)は4日、同校で入校式を行い、ティエンさんは新設された技能実習生コースの1期生となった。1カ月間は日本語学科に通うベトナム人留学生とともに会話や生活のルールを学ぶ。

 ベトナムでは8年間、自動車整備の仕事に携わり、日本車整備の経験もある。

 5月からは日産プリンス岩手販売の社員寮に住み、業務に携わりながら技術を学ぶ。洗車や社用車の点検など簡単な仕事から始め、1年後には整備業務の知識などが問われる技能評価試験の合格を目指す。