外国人技能実習生ニュース

外国人技能実習制度や協同組合、技能実習生送出機関に関するニュース・コラムです。

外国人実習生への不正増加=4年で1.5倍-法務省調べ

2015/04/14 時事ドットコム

 

 法務省入国管理局は14日、外国人技能実習生を受け入れた企業や団体のうち、昨年1年間で賃金不払いなどの不正行為が確認されたのは241機関で、前年 (230機関)より4.8%増加したと発表した。2010年に現行の技能実習制度が始まって以降、不正行為の確認件数は4年連続で増加し、10年(163 機関)比では48%増とほぼ1.5倍となった。
 不正が確認された機関のうち、外国から直接実習生を受け入れた1次受け入れ先は、多業種の中小企 業などでつくる22の事業協同組合と一つの農協。1次受け入れ先から実習生を受け入れた企業などで不正が認められたのは218機関に上った。業種別に見る と、多い順に農業・漁業88、繊維・衣服76、建設16などとなった。
 不正行為は、賃金の不払い142件、講習期間中の労働74件、技能実習計画の不履行32件が上位を占めた。